2026/09/10 11:58

いつも「ワンハンド・ピアノスコア」をご利用いただき、誠にありがとうございます。

2026年9月5日(土)、ベヒシュタイン・セントラムザール東京にて、第1回ワンハンド・スコアフェスタ!が開催されました。

本サイトの立ち上げから、おおよそ一年が経ち、これまでの活動を通してさまざまな気づきがありました。
楽譜の存在はとても大切です。演奏をする上で欠かせないものであると同時に、作品をアーカイブする媒体として、最も重要なもののひとつと言えるでしょう。

片手の音楽を「演奏」と「楽譜」に着目し、それを実際に弾く演奏者が、それぞれの異なる視点からマニアックにその世界をご紹介していく。
小さな会から濃い企画を始めていけたら…という想いから「ワンハンド・スコアフェスタ!」は企画されました。

演奏者たち(押川憧子・智内威雄・早坂眞子)

第1部の演奏者(月足さおり・押川憧子)


当日は、会場の小ささを感じさせないたくさんのお客様にご来場いただきました。
ご来場くださった皆様、応援してくださった皆様、誠にありがとうございました。

そして、まだ間に合います!
今回は、アーカイブ配信を9月21日より1週間行います。ぜひご覧になってくださいね!

配信はこちら↓


今回は、演奏された作品のなかから出版されている楽譜をご紹介いたします。
また、今後「ワンハンド・ピアノスコア」から出版予定の作品もたくさんございますので、そちらもお楽しみに♪


第1部
1本指の音楽・月足さおり
右手の音楽・押川憧子
のお二人が演奏されました。

まずは、月足さおりさんの選んだ作品のご紹介から。
月足さおりさんと会場の様子


「月うさぎ」近藤浩平
「小さな星のねがい」久米詔子
「『目八譜』よりテンシノツバサガイ」光永浩一郎
「緋き花に斉しく」板村博貴
「また明日」岩下周二


これらの作品のほとんどのが、月足さんの依頼によって書かれ、1本の指で演奏することができます。
タイトルからもやわらかな感覚を覚える、月足さんのお人柄が現れているようにも感じます。


光永浩一郎「目ハ譜」第1集

関連楽曲としまして、光永浩一郎「目八譜」第1集を、9月5日より販売開始いたしました。

スコアフェスタで演奏された「テンシノツバサガイ」は、第4集収録予定です。

楽譜はこちら↓

「目八譜(もくはちふ)」は、江戸時代につくられた貝図鑑で、貝の絵が緻密にかつ美しく描かれています。
光永氏は、「自然の彩りを音によって再現したらどうだろう?目八譜に倣って音による貝図鑑を作ってみたい。」と思い、本作を作曲したそう。
「目八譜」に並ぶ作品は、2025年までに40曲を超えるといいます。

第1集には、左手独奏(5本指)のほか、3本、4本指作品も含まれていますが、演奏者の手の状況によって指の追加をすることも可能です。


今後出版予定の1本指作品

また、今後出版予定の1本指作品は以下の作品になります。
新たな世界を開拓していく月足さおりさんと、それを実現する、作曲家のみなさんによる作品たちに、是非ご注目ください。


◼️板村博貴 「緋き花に斉しく」「白花、冴ゆる」「もうすぐクリスマス」 
◼️岩下周二 「光と水の対話」
◼️久米詔子 「ちいさな星の願い」「風とたんぽぽの約束」(連弾演奏も可能)
◼️光永浩一郎「目八譜」第2集~第4集(左手独奏、1・2・3・4指作品)、「マロンクレープ」(1指作品)


今後も、「片手で弾く」という視点から生まれる、さまざまな音楽と楽譜の世界をご紹介していきます。

次のblogでは、右手の音楽・押川憧子さんをご紹介します。

(筆者・早坂眞子)