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OHPM001 久米詔子「夢のメリーゴーランド」(三手連弾)
¥1,500
OHPM001 「寄り添いの音」プロジェクト 創出 3 hands(3手連弾) 1st one hand, 2nd two hands 収録曲: 久米詔子「夢のメリーゴーランド」 Noriko Kume "Carousel to Dreamland" =「寄りそいの音」プロジェクト(A Sound Beside)= 音楽は、人の営みに寄り添い、その可能性を広げてくれる存在です。私たちはこれまで、歴史の中で育まれてきた左手のピアノ音楽を復刻・普及しながら、教育・福祉事業、そして芸術振興事業として活動を続けてきました。 しかし現実には、片手といっても五本の指すべてが自由に動くとは限りません。右手だけが残されている方もいます。そうした状況の前では、従来の価値観だけでは応えきれない課題が生じ、ときに音楽は自己表現の扉を閉ざす高い壁となってしまうこともあります。 「寄りそいの音(A Sound Beside)」は、その壁を前にして生まれたプロジェクトです。演奏者の障がいの度合いに応じて、作曲家が一人ひとりのために楽曲を創り出します。義手が身体に寄り添って支えるように、音楽もまた心に寄り添い、“心の装具”となり得ると信じています。 私たちが大切にしているのは、「障がいがあるからこそ出会える美しさ」──すなわち「制約から生まれる新しい美しさ」という視点です。限られた条件を単なる不足としてではなく、そこに秘められた独自の表現や響きを見いだし、新しい芸術へと高めていく。その美しい過程を、音楽を通じて皆様と分かち合いたいと願っています。 一人のために生まれた楽曲も、未来の同じ状況にあるピアニストにとって希望の光となるかもしれません。私たちが目指すのは、障がいを個性の一部として受け入れ、多様な芸術のかたちを模索し、その輝きを社会へと還元することです。音楽が懸け橋となり、多様な表現や生き方を認め合う社会の実現を願っています。 その未来に向かって、「寄りそいの音」プロジェクトは歩みを始めました。 この活動が、皆様に新しい響きを届けられることを心から願っています。 石丸葵望さんの「寄り添いの音プロジェクト」では、レッスン代の一部が積み立てられ、新たな作品の委嘱へとつながっています。 そして今回の楽譜の売上も、その一部が委嘱者であり、片手での演奏に挑む石丸さんの力となる予定です。 ひとつの音が次の挑戦を支え、やがてまた新しい音へと巡っていく。その理想的な循環を、これからも大切に育てていきたいと思います。(智内威雄)
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OHPM002 久米詔子「こどものための左手のピアノ曲集1」
¥2,500
OHPM002 「寄り添いの音」プロジェクト 創出 左手のピアノのための (オプションとして、セコンドパートが付属しています) for piano left hand An optional second part is included. 収録曲: 久米詔子「こどものための左手のピアノ曲集1」 Noriko Kume "Left hand piano pieces for children" 1.きつつき(C・G・Fの各調性) 2.ぶらんこ(G・C・F) 3.おるすばん(c・g・a) 4.ぞうさんのうた(C・F・G) 5.鐘が鳴るよ(C・G・F) 6.かっこう(G・F・C) =「寄りそいの音」プロジェクト(A Sound Beside)= 音楽は、人の営みに寄り添い、その可能性を広げてくれる存在です。私たちはこれまで、歴史の中で育まれてきた左手のピアノ音楽を復刻・普及しながら、教育・福祉事業、そして芸術振興事業として活動を続けてきました。 しかし現実には、片手といっても五本の指すべてが自由に動くとは限りません。右手だけが残されている方もいます。そうした状況の前では、従来の価値観だけでは応えきれない課題が生じ、ときに音楽は自己表現の扉を閉ざす高い壁となってしまうこともあります。 「寄りそいの音(A Sound Beside)」は、その壁を前にして生まれたプロジェクトです。演奏者の障がいの度合いに応じて、作曲家が一人ひとりのために楽曲を創り出します。義手が身体に寄り添って支えるように、音楽もまた心に寄り添い、“心の装具”となり得ると信じています。 私たちが大切にしているのは、「障がいがあるからこそ出会える美しさ」──すなわち「制約から生まれる新しい美しさ」という視点です。限られた条件を単なる不足としてではなく、そこに秘められた独自の表現や響きを見いだし、新しい芸術へと高めていく。その美しい過程を、音楽を通じて皆様と分かち合いたいと願っています。 一人のために生まれた楽曲も、未来の同じ状況にあるピアニストにとって希望の光となるかもしれません。私たちが目指すのは、障がいを個性の一部として受け入れ、多様な芸術のかたちを模索し、その輝きを社会へと還元することです。音楽が懸け橋となり、多様な表現や生き方を認め合う社会の実現を願っています。 その未来に向かって、「寄りそいの音」プロジェクトは歩みを始めました。この活動が、皆様に新しい響きを届けられることを心から願っています。 石丸葵望さんの「寄り添いの音プロジェクト」では、レッスン代の一部が積み立てられ、新たな作品の委嘱へとつながっています。 そして今回の楽譜の売上も、その一部が委嘱者であり、片手での演奏に挑む石丸さんの力となる予定です。 ひとつの音が次の挑戦を支え、やがてまた新しい音へと巡っていく。その理想的な循環を、これからも大切に育てていきたいと思います。(智内威雄)

